補助金

生ごみ処理機の補助金:対象になる買い方・ならない買い方

ネット通販・中古・フリマ・ポイント払い・送料の扱いを自治体の例で確認

今回確認した自治体の多くは、新品をお店やネット通販で買った場合を補助の対象にし、中古品やフリマ・オークションなどの個人取引は対象外にしていました。補助の対象になるのは本体の価格で、送料や設置費、ポイント・クーポンで割り引かれた分は除く自治体が多く見られました。購入前に申請し、交付の決定や通知を受けてから買う必要がある自治体もあり、予算に達して今年度の受付を終えた自治体もあるため、買う前に必ずお住まいの自治体の条件と受付状況を確認してください。

この記事の要点

  • 購入前に申請し、交付の決定や通知を受けてから買う自治体と、購入後に期限内に申請する自治体がある。予算に達して今年度の受付を終えた自治体もある
  • ネット通販での購入を対象にしている自治体が多いが、領収書に書かれている項目の条件がある
  • 中古品やフリマ・オークションなどの個人取引は、対象外とする自治体が多い
  • 送料・設置費・振込手数料、ポイント・クーポンの割引分は補助の対象から除く例が多い
  • ディスポーザーは、対象外かどうかを確認できた7区市でいずれも対象外。同じ世帯が補助を受けられるのは数年に1回などの制限がある

生ごみ処理機の購入費を補助している自治体は多いものの、買い方によっては補助の対象にならないことがあります。せっかく買ったのに補助を受けられなかった、ということにならないよう、よくある条件を自治体の例で整理します。

制度があるかどうかの調べ方は「生ごみ処理機の補助金を自分の自治体で調べる方法」にまとめています。この記事では、どう買えば対象になるかに絞って説明します。

注意

ここに挙げるのは令和8年度(2026年度)の一部の自治体の例で、受付状況は2026年10月8日に各自治体のページで確認したものです。条件は自治体と年度によって違い、ここで例に挙げた自治体にも、予算に達して令和8年度の受付を終えたところがあります。実際の条件と受付状況は、お住まいの自治体の最新の案内で確認してください。

1. 申請は購入の前か後か

いちばん大事なのが、申請のタイミングです。

自治体 申請の時期(令和8年度) 受付状況(2026年10月8日時点)
豊島区 購入前に申請し、交付の決定を受けてから購入する。購入後に申請することはできない 受付終了
新潟市 購入・設置の前に事前申請し、交付の通知書が届いてから購入する 受付中(予算に達すると終了)
福岡市 電動の生ごみ処理機は購入前に申請し、事前認定の通知を受け取ってから購入する(堆肥化容器は購入後に申請) 電動は受付終了
町田市 購入した日から12か月以内に申請 受付中(予算に達すると終了)
江東区 購入後6か月以内 受付中(先着順)
鹿児島市 購入後3か月以内 受付終了

購入前の申請が必要な自治体では、申請しただけで買ってはいけません。交付の決定や通知を受ける前に買ってしまうと、補助を受けられません。購入後に申請する自治体でも期限があり、町田市は書類が届いた日を受理日とし、郵便の消印日ではないとしています(書類に不備がある場合は、すべてそろった日が受理日)。

文京区と杉並区も、令和8年度は予算に達して受付を終えています。以下の条件は、来年度以降や他の自治体を調べるときの例として読んでください。

2. ネット通販で買ってもよいか

ネット通販での購入を対象にしている自治体は多くあります。

  • 町田市は、ホームセンターや家電製品店、インターネットなどで購入したものを対象とし、インターネットで買った場合も領収書を印刷して提出するよう案内しています。パンフレットの記入例では、購入日は注文日ではなく、領収書に書かれている支払いをした日としています。
  • 文京区は、購入店舗は区内外を問わず、インターネットで購入した場合も対象としています。
  • 福岡市は、インターネット販売も可としています。
  • 新潟市は、インターネットで買う場合、事前申請のときに購入予定の商品と価格がわかるページの写しを出すよう案内しています。

一方、豊島区は、代引きで支払った場合は対象外としています。支払い方法の条件も確認しておきましょう。

領収書の書き方に注意

ネットで買う場合も、店頭で買う場合も、領収書の記載項目に条件があります。

  • 文京区:購入年月日・販売店名・販売店住所・購入者氏名・品名・購入金額が確認できるもの
  • 福岡市:宛名(申請者)・購入金額・購入品名・領収日・発行者名(購入した店舗名)。適格請求書やレシートでの申請は不可
  • 新潟市:「上様」は不可。名前・購入日・購入店舗名・商品名(形式・処理能力・製造元)
  • 江東区:会社名義での購入は対象外

宛名を申請する本人の名前にする、品名に型番が入るようにするなど、買うときに販売店に頼んでおくと安心です。

3. 中古品・フリマ・個人取引は対象外が多い

  • 町田市は、中古品、ふるさと納税の返礼品、個人売買、転売品を対象外とし、直接民間業者から購入した新品に限るとしています。
  • 文京区と江東区は、オークションやフリーマーケットなどの個人取引や転売による購入を対象外としています。
  • 福岡市と新潟市は、新品に限る(中古品は対象外)としています。
  • 杉並区は、クラウドファンディングやふるさと納税を目的とした購入を対象外としています。

中古品は、補助だけでなくメーカーの保証も受けられないことがあります(「保証・修理・部品の保有期間」)。

4. 補助の対象になる金額

補助の対象になるのは、基本的に本体の購入金額です。今回確認した自治体では、次のものを除いていました。

除かれるもの 自治体の例
送料 豊島区、町田市、文京区、福岡市、新潟市、江東区
設置費・設置工事費 文京区、福岡市、新潟市、江東区
振込手数料・手数料 町田市、文京区、江東区
ポイント・クーポンの割引分 町田市(クーポン)、杉並区、文京区、新潟市(値引き後の金額)、江東区(商品券も)
付属品 豊島区、町田市、新潟市(別売りの付属品)、江東区(文京区は本体と同時に申請する脱臭剤・防虫剤を含む)

たとえば文京区は、ポイントを使って支払った場合、その分を差し引いて計算する例を示しています。新潟市は、値引きがあった場合は値引き後の金額を購入金額としています。

5. 対象外の機器

  • ディスポーザー:豊島区、町田市、杉並区、文京区、福岡市、新潟市、江東区が対象外としています(「生ごみ処理機とディスポーザーの違い」)。
  • コンポスト:豊島区は生ごみ処理機の補助でコンポストを対象外としています。一方、文京区・町田市・福岡市などはコンポスト(堆肥化容器)も補助の対象にしています。
  • 粉砕だけを行う機器:町田市は対象外としています。

6. レンタル・定額利用は自治体による

今回確認した主な自治体の案内には、レンタルや定額利用の扱いは書かれていませんでした。一方、茨城県笠間市の要綱は、購入だけでなくレンタルの費用も補助の対象にしています(レンタルは年度内に支払った費用で1回限り。要綱は令和9年3月31日に失効する定めで、令和8年度の受付状況は確認できていません)。メーカーの定額利用サービスにも、自治体の助成が出る場合があると案内しているものがあります(「定額利用と自治体の貸し出し」)。レンタルを考えている場合は、自治体に直接確認してください。

7. 住所・回数の条件

  • 住所と設置場所:今回確認した自治体の多くは、その自治体に住民登録があり、住んでいることを条件にしています。江東区は区内の住居で継続して使うこと、文京区は購入した日から引き続き区内に住んでいることを求めています。
  • 回数の制限:同じ世帯が補助を受けられるのは、豊島区は過去5年以内に受けていないこと、杉並区は過去5年度、文京区は5年度で1回、新潟市は電動の処理器で6年度、鹿児島市は原則6年間、江東区は過去3年以内(他の自治体の助成を含む)といった制限があります。

江東区は、他の自治体から同種の助成を受けていないことも条件にしています。引っ越したばかりの場合は注意しましょう。

買う前のチェックリスト

  1. 自治体に補助制度があるか、今年度の受付が続いているか
  2. 申請は購入の前か後か、期限はいつか。購入前に申請する場合は、交付の決定や通知を受けてから買う
  3. ネット通販や支払い方法(代引きなど)が対象になるか
  4. 領収書に必要な項目(宛名・品名・型番・販売店名など)
  5. 新品か、販売店からの購入か(中古・個人取引は対象外が多い)
  6. 送料・ポイント利用分などを除いた金額がいくらになるか
  7. 過去に同じ世帯で補助を受けていないか

よくある質問

Amazonや楽天で買っても補助金は出る?

インターネットでの購入を対象にしている自治体は多くあります。ただし、領収書に必要な項目がそろっていること、新品であること、販売店から購入したことなどが条件になります。ポイントで支払った分は対象外とする自治体もあります。

買ってから補助金があると知った。申請できる?

購入後に申請する自治体なら、期限内であれば申請できる可能性があります。ただし、豊島区や新潟市のように購入前の申請が必要な自治体では、先に買ってしまうと対象になりません(交付の決定や通知を受ける前に買った場合も同じです)。

補助金はいくらもらえる?

自治体によって違います。今回確認した中では、購入金額の2分の1・上限2万円の例が多く、4分の3・上限1.5万円(町田市)の例もありました(「補助金を自分の自治体で調べる方法」)。

次にすること

  1. お住まいの自治体の補助制度のページで、今年度の受付状況と条件を確認する
  2. 購入前申請が必要なら、先に申請し、交付の決定や通知が届いてから買う
  3. 買うときは、領収書の宛名と品名を条件どおりにしてもらう

参考情報

に確認した内容です。価格や条件は変わることがあるため、購入前に公式情報をご確認ください。

誤りがあった場合の訂正方針

条件が整理できたら、同じ項目で比べる。

比較は最大4機種。仕様は出典と確認日つきで、点数や順位は付けません。

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